タイムトライアル:2位、予選:2位、決勝:1位でした。
前日練習は、雨の中、曲がらないマシンを無理矢理曲げようとして、それでも上手く曲がらないというドツボにはまっていました。
当日は、雨がやみ、路面は濡れている状態ながらドライタイヤでのスタートとなりました。しかし、タイムトライアル前の公式練習1周目1コーナーのブレーキングポイントにあった水たまりの上を止まらずに飛んでいき、そのままクッションバリアに突っ込んでしまいました。
こうして公式練習は無となりましたが、タイムトライアルは2位となり、まずまずのスタートをきれました。
そして予選レース。今までのレースでは、最後尾とかポジションの悪いところから挽回するレースが多かった影響もあり、隙があればすぐに仕掛けていく傾向がありましたが、今日は落ち着いて相手の動きを見て、決勝のポールポジションに必ずしもこだわらない姿勢でいくことにしました。
相手の動きが読めてきた6周目あたりで仕掛けて抜かしましたが、8周目(最終周)のヘアピンコーナーでミスをして、大回りしたところ抜き返されてしまい、2位チェッカー。
予選が終わった頃から雨が降りだし、決勝はレインタイヤでのレースとなりました。
僕は雨が降ってきた瞬間、前日練習のどうしようもない状況から、「こりゃ勝てそうもないな〜」とため息をついていました。そんなとき、僕の前に救世主が降臨しました。チームの先輩、ARATA様でございました。
「ハヤシ君、こことここのセッティングをこーこーこーすればよくなるよ。」
手詰まり状態だった僕はわらにもすがる気持ちでそのセッティングを忠実に実行し、決勝のグリッドにつきました。
そしてスタート。ローリングから1コーナーに入ったとき、あっけなく勝負は決し、すんなりとトップに立てました。その後は、曲がらないながら、コントロール可能な状態で推移し、後続との差を広げて念願のトップチェッカーを受けました。
なによりも救世主様、どうもありがとうございました。そして、メカニックの伊丹くんの着実な働きに感謝しております。
次戦は、ドライコンディションのレースで勝って、上のSSクラスのレースに進出できるようにしようと思います。