2011年10月17日月曜日

インディの死亡事故

インディに出場していたダン・ウェルドン選手が多重クラッシュで死亡してしまいました。

http://www.youtube.com/watch?v=yXmd3Ar6la8

特にレースに出る人間にとって、起ってほしくない出来事でした。世界トップレベルのドライバーの腕をもってしても、避けられない事態があるということを改めて実感させられてしまったからです。

フォーミュラカーはタイヤがむき出しであるため、タイヤ同士が接触すると片方のマシンが宙を舞う可能性がありますし、ヘルメットをかぶっているとはいえ頭部をマシンから出して高速で走行しているため、前のクルマから脱落したタイヤに当たっての死亡事故も2年ほど前にF2でありました。マッサの事故も落下物によるものでした。

F1ではセナの事故以来レース中の死者を出していません。インディも何らかの更なる対策が必要だといわれるでしょう。ただ、もともとインディはかなりの高速でコーナリングするという競技の特性上、F1よりクラッシュした際の危険性は数段高いと思われます。今のところ、マシンの衝撃吸収性を高める以外にどうしたらいいのか見当がつきません。

オーバルレースはもともと怖いのでやるつもりはありませんでしたが、ロードコースのレースにしても、「だめだ、避けられん!」となったら、テクニックを最大限駆使して被害を最小に食い止める努力をして後は神に祈るしかありません。

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